事前検査について
中絶手術を受けることを決めた方には、手術に先立って「事前検査」を実施いたします。事前検査の主な内容は以下の通りです。
血液検査
貧血の有無、エイズ、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、血液型等を確認します。
超音波検査(エコー)
正常な妊娠かどうか、卵巣に異常はないか、筋腫の有無等を確認します。
その他、帝王切開の既往歴等、手術に必要な情報を問診で確認します。事前検査で問題がなければ中絶手術を実施できます。手術の方法や前日・当日の注意点について、丁寧にご説明いたします。
同意書について
- 手術を受けるためには、患者さんご本人とパートナー(胎児の父親)が署名した同意書が必要です。パートナーとしっかり話し合って決めてください。
- 同意書にパートナーの署名がない場合は、中絶手術を実施できません。
- 手術を受ける患者さんが未成年の場合は、保護者の同意が必要です。
- 同意書は手術当日までに当クリニックのスタッフまでご提出ください。
手術の流れ
前日の流れ
- 21時以降は飲食を控えてください。
- ネイルを落として、爪を短く切っておいてください。
当日の流れ
(1)ご来院前の準備
風邪・発熱等で体調不良の場合は、当日朝までにご連絡ください。
手術当日はノーメイクで、アクセサリー類(ボディーピアスを含む)はすべて外してからお越しください。
手術中はコンタクトレンズを外していただきます。保管容器等をお持ちください。
手術後に使用する生理用ナプキン(夜用)とショーツのご用意をお願いいたします。
(2)ご来院後
受付にて、同意書の提出と手術費用のお支払い(全額一括払い)をお願いいたします。
血圧・脈拍の計測、点滴等、手術の準備を行ないます。
患者さんの負担を軽減するために皮内鍼の鍼を打ち、全身麻酔を行ないます。
(3)手術
主に吸引法により子宮の中身を体外に取り出して、妊娠の継続を中断します。
手術は短時間で終了します。
(4)手術終了後
麻酔から目が覚めるまで、安静室のベッドで数時間お休みいただきます。
目が覚めたら診察を行ない、問題がなければお帰りいただけます。手術で麻酔を使用するため、お帰りの際は車・バイク・自転車等の運転ができませんのでご注意ください。
手術に関する注意事項
- 万が一、手術をキャンセルなさる場合は、なるべく早めにご連絡ください。
- 手術当日の夜は入浴を控えてください。
- 子宮の内容物や血液が体内に残っていると、手術後に出血が続く場合があります。通常は長くても10日程度で終わります。
- 手術数日後に経過を観察するため受診していただきますが、強い腹痛・多量の出血・38度以上の発熱等の症状がある場合は、直ちに受診してください。
- 手術後は頭痛・めまい・肩こり・下腹部の張り・イライラなどの症状が出やすくなっていますので、無理をせず過ごすよう心がけてください。
- 手術直後は、激しい運動や性行為を行わないでください。
- 手術後50日経過しても生理がない場合や、あっても通常より出血量が少ない場合は必ず受診してください。